嫁姑のトラブル

生活パターンの違いによる嫁姑問題

嫁姑間では、世代の違いが引き起こすトラブルもあります。特に同居していると、生活パターンの違いで不愉快な思いをすることも少なくありません。
一般的に年配者は早寝早起きで、それに対して若い世代は、夜遅くまでおしゃべりをしたり、テレビなどを観ています。特に共働きの若夫婦であれば、遅い時間まで動き回っていることでしょう。
そうなると、親にしてみると息子夫婦がうるさくて眠れないなどと、文句も言いたくなります。一方、息子やその嫁は、二人で過ごすのは遅い時間でなければ無理だと反論することになります。
また、食事に関して、若い夫婦は外食も楽しみの一つですが、年配者にとってはあまり良いイメージがありません。栄養バランスが気になる、コレステロールが高いなどと言われると、嫁としては出かけづらくなるでしょう。
親と息子は実の親子なので、多少の言い合いも大きなトラブルにはなりませんが、嫁姑の関係で文句を言われるとストレスの原因になります。そしてやがては嫁姑間のトラブルへと発展する可能性もあります。
このような世代による生活パターンの違いは、どちらかが相手方に合わせるのは難しいものです。そこで大切なのは、お互いの生活を尊重しながら、自分たちの生活パターンを守っていくことです。
これはちょっとした思いやりや工夫で実現できます。例えば、息子夫婦は夜にテレビを観る場合にはヘッドホンを使ったり、あまり遅い時間には観るのをやめるなどの配慮をしましょう。親の方も、息子夫婦に干渉し過ぎないように心がけ、外食も夫婦のコミュニケーションと捉えて寛大な気持ちを持つことが大切です。


お互いの長所を認めて嫁姑トラブル回避

自分たちが「嫁姑」という立場になった場合、「これから大変だ」と感じる人が多いことでしょう。たしかに、それまでは他人だった者同士が親子関係になるわけですし、もしも同居であれば常に一緒にいることになるので、楽ではありません。
しかし、嫁姑関係や同居が大変だと感じる気持ちの中には、多少の先入観も混じっているのではないでしょうか。嫁姑というと世間的にはあまり良いイメージがないので、実際の自分の相手をきちんと見ることなく、決めつけてしまっていることも少なくありません。
そのような先入観があると、ほんの小さなことでも敏感に反応しがちで、心を開いて理解し合うのがますます難しくなります。そして、お互いを知る前に、すでに嫁姑関係が悪くなっていきます。
嫁姑が良い関係を築くためには、まずは先入観を捨てること、そしてお互いの長所を見つける努力をすることが大切です。素直な気持ちで相手を見れば、必ずその人の長所が見えてくるはずです。
一見、口うるさく感じる姑でも、それは様々なことをよく知っているからだと考えることもできます。嫁にしてみれば人生の先輩から世の中の常識やマナーを教えてもらうチャンスではないでしょうか。
嫁姑関係については、世間一般では「嫁いびり」「嫁姑のバトル」などのマイナス面ばかりが、面白おかしく強調されがちです。それらに捉われていると、自分たちの本質が見えなくなってしまいます。自分の目で相手を見極めることを心がけましょう。


常識の捉え方の違いが生む嫁姑問題

結婚をするということは、夫となる男性だけではなく、その家族とも人生を共にしていくことを意味します。本人同士は結婚までにお互いの理解を深めているとしても、家族とは、そう簡単には噛み合わない可能性もあります。
時には結婚式の前に、考え方などの違いをめぐって親同士も含めて揉めてしまったりもします。その結果、結婚を取り止めるという最悪の事態になることもあります。
それぞれの家には、それぞれのしきたりや家風があるので、そこに他人が入って上手くやっていくのは、とても大変です。さらに姑が嫁に対して、その家のやり方を押しつけることも少なくありません。
嫁は嫁で、自分が生家で慣れ親しんだしきたりなどを急に変えるのは大変ですし、場合によっては自分の意に沿わないせいで不満を抱くこともあります。このような状況が積み重なると、やがて嫁姑間でいさかいが起きてしまいます。
特に同居の場合には常に顔を合わせることになるので、深刻な嫁姑問題に発展してしまいます。姑の中には、家のしきたりに合わせようとしない悪い嫁だと、自分の身近な人に悪口を言う人までいます。
嫁姑問題もそこまで発展してしまうと、夫婦関係にも影響してきます。嫁のストレスが溜まって夫との仲も悪くなり、中には離婚に至ることもあります。
それぞれの家族の常識やしきたりは、どちらかが正しいと判断できるものではありません。お互いの考えを、できるだけ理解するように皆が努力をすることが大切です。


生活費の支払いが引き起こす嫁姑問題

息子夫婦とその親との同居では、嫁姑問題が起きる可能性があります。原因は様々ですが、その一つとして生活費の分担が挙げられます。
よくあるのが光熱費に関する問題で、相手が電気や水道を使い過ぎていると文句を言うケースです。ただし、どのくらい使うのが「使い過ぎ」になるのかは、明確な基準があるわけではないので、文句を言われた側も不満に感じることも少なくありません。このような状況が嫁姑間のトラブルへとつながります。
一方で、どちらかが光熱費を全額負担している場合に、支払っていない側は遠慮をしてできるだけ電気を使わないようにしているという話も聞きます。しかし節約のために真夏にクーラーを使わないで過ごすなど、健康を損ねる危険性があります。
いずれにせよ、日常生活に必要な支払いに関わるので、不満があるとどんどん加速することでしょう。そして不満が積りに積って嫁姑問題へと発展してしまうのです。
そのような状況に陥らないためにも、同居を始める際に生活費の分担について、しっかりと相談をしておくべきです。親と息子夫婦で半分ずつ支払う、あるいはどちらかの支払い割合を大きくする、またはどちらかが全て支払うなど、選択肢は様々です。
ただし同居を始めてから数年すると、家庭の状況が変わってくる可能性もあります。その時には支払いについて見直さなければいけないでしょう。新たな嫁姑問題を引き起こさないためにも、状況次第で見直すことも初めに確認し合うことが大切です。


ルールや役割を決めて円滑な同居生活を

同居をする嫁姑が上手くやっていくためには、ある程度の決まりを設けることも大切です。結婚前までは他人だった者同士が一緒に暮らすのですから、お互いが好き勝手に行動すると、問題を引き起こすことがあるのです。
決まりごととしては、まず「役割分担」が挙げられます。例えば食事に関しては、ほぼ毎日のことなのでしっかりと決めましょう。
一般的に、嫁姑関係においては嫁が姑をたてる方が上手くいきます。料理についても、基本的には姑に作ってもらう方が良いでしょう。
嫁は買い物係になって、姑が必要だと言うものなどを用意しましょう。そして週末は姑に休んでもらうというスタンスで、嫁が料理をするのもお勧めです。
もう一つ、決めておきたいのが「ルール」です。掃除に関しては、どこまでを嫁がやるべきかを決めておきましょう。
例えば、良かれと思って姑の寝室を掃除したことで、怒りをかうこともあります。これは、あらかじめ嫁が掃除すべき場所と、する必要がない場所を確認しておけば避けることができるトラブルではないでしょうか。嫁姑は家族ではありますが、お互いのプライバシーを守ることも大切です。
それから、嫁姑だけが役割分担やルール決めをするのではなく、夫も家のことに参加させましょう。風呂掃除や布団干しなどの負担が大きい家事は夫にお願いすることで、夫婦、親子、嫁姑のそれぞれがバランスの良い関係になるからです。
これらのルールや役割分担を、嫁姑で相談して決めておけば、「勝手に○○をやった」あるいは「○○について何もしない」などの不満やトラブルは起きません。これは円滑な同居生活を送るために、とても大切なことです。


適度な距離感でトラブル回避

結婚をして新居をかまえる際には、夫の実家との距離について慎重に検討しましょう。近くの方が便利だからと簡単に決めて住むと、思わぬ嫁姑間のトラブルを呼んでしまうこともあるからです。
例えば、家が近所だと姑がしょっちゅう遊びに来る可能性があります。嫁にしてみれば姑が来るだけでも緊張しますし、さらにその姑がきれい好きだったりすると、常に部屋を整理整頓しておかなければいけない気持ちになります。
また、姑が遊びに来ておしゃべりをしている時なども、嫁はとても気を遣います。話を合わせて機嫌よく過ごしてもらわなければいけませんし、何か文句を言われても反論できないのが普通でしょう。
このようなことが度々あると、嫁にはストレスが溜まります。また、「良いお嫁さんでいよう」と努めるほど、精神的な負担も増してきます。その結果、嫁姑関係を上手く続けることができなくなってしまうのです。
嫁姑に限らず、人間関係を良い状態に保つためには、一定の距離も必要と言えます。例えば普段から親しくしている間柄でも、いつもいつも顔を合わせていると相手の良くない部分が見えてきて、関係が崩れることもあります。
嫁姑という関係であるなら、なおさら距離を保つことが大切です。姑とは多少は合わない部分があっても、頻繁に会うのでなければトラブルの可能性は減るからです。
せっかく結婚するのですから、余計なストレスや悩みを抱えずに幸せな家庭を築くことができるように、夫にも協力を仰いでください。


イメージが先行しがちの「嫁姑問題」

世の中の大部分の人は「嫁姑」と聞くと、喧嘩やいさかい、嫁いびりなど、悪いイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。しかしこれらのイメージは、テレビや雑誌などによって、実際の嫁姑関係が大袈裟に伝えられているものなのです。
よくあるのが、テレビドラマで姑が嫁に意地悪な仕打ちをしたり、嫁姑のバトルが勃発するシーンです。それと、雑誌などでも嫁姑のトラブルをテーマにした記事が頻繁に出ています。また、嫁姑のマイナスイメージの内容で多いのが、長男の嫁になると苦労するというものです。
しかしテレビドラマや雑誌の記事などのメディアというのは、視聴者や読者に注目されなければいけないので、実情から少し離れてしまうことも少なくありません。見る側は内容がシビアであるほど好奇心を抱くので、マイナス面を強調することはよくあるのです。
このような情報が溢れているので、特に嫁側は初めから構えた気持ちで姑と接することも少なくありません。本当は上手くやっていけるはずなのに、世の中のイメージにとらわれてしまったために嫁姑間がぎくしゃくすることもあります。
嫁姑関係の始まりにおいて大切なのは先入観を持たないことです。姑だからといって必ず嫁に意地悪をするわけではありません。優しくて気遣いに溢れた姑もいるので、まずは嫁自身が自分の目で姑を見て接しましょう。
ただし中には、上手くやっていけないような姑もいます。その場合には、夫と相談するするなど、何らかの対処法を考えなければいけません。嫁姑問題は夫婦の問題でもあるので、夫の理解を得ることも大切です。


嫁姑トラブルを防ぐ姑対処法

姑の性格に対して直してほしい点があるとしても、今さら変えることはできません。そうなると、やはり嫁の方がある程度は妥協していかざるを得ません。納得できない部分があるとしても、円滑な嫁姑関係を保つために必要なことであると割り切りましょう。
姑で困るタイプといえば、お節介な性格で、時には周りの空気が読めない「おばちゃんタイプ」です。しなくても良いことまでやってしまうために、嫁姑間でもトラブルを起こしがちです。
しかしこのような姑は、何でも良かれと思ってやっていることが多いものです。悪気があるわけではないですし、素直な性格でもあるので、上手く断ったり、意見を言うようにすれば険悪な状態にはなりません。姑を批判するような言い方をせずに、意見もしっかりと聞き入れるように心がければ、嫁として可愛がってくれるでしょう。
その他に厄介なのが、良妻賢母でプライドが高いタイプの姑です。高い学歴を誇る姑も多く、学校や地域の役員も引き受けるなど、リーダーシップをとるのが好きなタイプです。
もちろん嫁に対してもリーダーシップをとりたいので、嫁の言い分などは一切聞きません。しかし世間に対しては、良い嫁姑と見られることを望みます。
このタイプの姑には、嫁が反論したり意見をしても無駄と言えるでしょう。何事も姑を一番にして暮らしていくのが、穏便に嫁姑関係を続けていく秘訣です。さらに、多くの場合、完璧主義者でもあるので、嫁としても何事も準備を怠らない心構えが必要でしょう。



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